ESTA(電子渡航認証:Electronic System for Travel Authorization:)は、米国国土安全保障省(DHS)により2009年1月12日から義務化された渡航認証システムで、ビザ免除プログラム(VWP)の一部として行われています。アメリカ(米国本土・ハワイ)に空路または海路で90日以下の観光や米国を源泉とする給与や報酬を伴わない短期商用、トランジット(乗継)目的で渡航する場合、日本人を含むすべてのビザ免除プログラムを利用する渡航者は、事前にオンラインでESTAの認証を受けなければなりません。チェックインの際に認証状況を確認されるため、認証を受けていない場合には搭乗や乗船を拒否され出国できません。
一度認証を受けると米国へ複数回渡航可能で、2年間有効です。ただし、2年以内にパスポートの有効期限が切れる場合は、パスポートの有効期限日が有効期限となります。パスポートの更新や切り替えを行った場合は新たなパスポートで再申請をする必要があります。
また、グアム・北マリアナ諸島については米国本土やハワイと条件が異なり、45日以内の滞在であればESTAの申請をせずに渡航出来ます。ただし、ESTAを使用して入国する事も可能で、入国手続きが簡便になったり、滞在可能期間が通常の45日から90日になるなどの利点があるためおすすめです。
詳細はグアム-北マリアナ諸島連邦ビザ免除プログラムをご覧ください。